

「5ch(5ちゃんねる)」とは、インターネット上に展開される大手匿名掲示板のうちの1つです。アイドルニュースから世界情勢まで幅広い話題を取り上げては多数の投稿が寄せられ、“スレッド”という単位でまとめられています。今や5chの影響力はインターネットを飛び越え、マスコミに対して世論として活用されるほど成長を見せているのです。
5chは、1995年5月にローンチされた“2ちゃんねる(2ch.net)”という一大Webサービスから2ちゃんねる(2ch.sc)と共に分かたれたサービスです。本家のサービスからは独立したというスタンスを込めて「5ch(5ch.net)」とサービス名を変更しています。
5ch(5ch.net)を始めとした多くの匿名掲示板が抱える悩みとして「誹謗中傷」「プライバシーの侵害」と言った問題が挙げられます。一般的には掲示板の管理者は自らのWebサービスにおける誹謗中傷投稿に対する方針を定めており、2ちゃんねる(2ch.sc)と5ch(5ch.net)でもその方針の違いが見受けられます。
5ch(5ch.net)への誹謗中傷は非常に多くのバリエーションが見受けられます。例えば「食品に異物が混入していた」という審議の判別がつかない匿名投稿が行われていたり、身近なところでは「クラスの○○がムカつく」と言った旨の身内に向けた誹謗中傷をインターネット上で展開している事例もあります。
そうして与えられた傷はデジタルタトゥーとして本人の心とインターネット上に刻まれるのです。
実際に誹謗中傷を書き込まれてしまった場合、被害者は何も悪いことをしていない、もしくは多少の解釈違いの範囲内だったということも考えられます。それにもかかわらず不条理なほどの過激な行動を取られてしまった場合は、これ以上の被害が拡大しないために問題をあるべき解決の形に収束させるために、手順に従って管理人に通報しましょう。
誹謗中傷が起これば、これ以上事態を延焼させることのないように“元の投稿を削除する手続き”を行うことも可能になります。その場合は掲示板ごとに用意されているガイドラインに従って管理人に向けてメールを送信すると良いでしょう。
正当な理由があれば掲示板管理人が認める弁護士を活用することも可能ですので、視野に入れておくと良いかもしれません。
5ch(5ch.net)のような匿名掲示板は、匿名だからこそ相談できるという大きなメリットがあります。しかしながら、誹謗中傷の対象になれば、その傷は深く刻まれるでしょう。そのようなリスクにもしっかりと対処できる知識を持って匿名掲示板を利用することが求められているのではないでしょうか。