名誉毀損という目に見えにくい被害にも、損害賠償は請求できます。

損害賠償請求とは

「損害賠償請求」とは、被害者が加害者により不当な損害を被った場合において、その損害を補償するために埋め合わせの対価を求めることを指します。
基本的には“違法”に当たる行為に対して支払われる金銭等のことですが、損失と損害の両方の場合を含めた金品での埋め合わせのことを包括して損害賠償請求とする場合もあるので、文脈に注意が必要です。

 

損害賠償金

 

損害賠償が請求できる場面

損害賠償の有効範囲は幅広いです。例えば“故意に怪我を負わせられた時”や“詐欺にあった時”といった物理的な被害を負う違法行為から、「社会的地位を著しく貶められる」といった目には見えない不利益に対しても損害賠償を請求することが出来ます。
つまり、匿名掲示板やSNSへの書き込み損害賠償請求の対象範囲ということです。

 

名誉毀損の場合の損害賠償請求

匿名掲示板やSNSを用いて行われた名誉毀損の場合、損害賠償請求をすることが可能です。
特に名誉毀損における裁判の大半を占めると言われている“民事”の際の損害賠償請求においては、およそ100万円前後を相場として、加害者に対して損害賠償にあたる金銭を要求することが出来るとされています。

 

刑事の場合は追加で請求しなければいけない

名誉毀損には民事として裁判を行われる場合があれば、刑事として取り扱われる場合があります。
刑事上の名誉毀損として扱われる場合は刑法に則って“罰金”が課されることが考えられるでしょう。しかしながら、罰金は被害者側に支払われる金銭ではないため、金銭での補償を求める際は改めて損害賠償請求を行う必要があります。

 

損害賠償の請求方法

損害賠償を請求する方法はいくつかあります。一番多い手段として用いられるのが「示談」での解決です。他にも、当事者同士での話し合いで解決しない場合の「民事調停」、なんとしてでも解決したい場合の「裁判」などがあります。どの手段を選ぶ事も可能ですので、加害者との関係性を十分に理解し、最適な手段を選ぶようにしましょう。

 

弁護士を活用することで効果的な請求へ

 

裁判所

 

損害賠償は個人でも行うことが出来ますが、弁護士を活用することでスムーズな請求に繋げることが出来ます。例えば、初期の重要な場面である“内容証明”を作成してくれたり、示談の際の“交渉”を代行してくれたり、とメリットづくしです。複雑かつ気力が必要な取引の代行は被害者側の負担軽減のためにも有効的な手段となるでしょう。

 

頼れる味方を作っておくことが大切に

損害賠償を請求することは権利として認められていますが、請求を行わなければいけない場面に直面した際の精神状態や心的ストレスを考慮すると、自分一人で行うにはなかなか気力のいる手続きになることが予想されます。

 

そのため、可能な限りこのような事態に陥った際に相談できる弁護士とのコネクションを日頃から持っておくと良いとされています。
そうでない場合も、収拾がつかなくなる前に信頼できる存在に相談することから始めるというのが重要なのではないでしょうか。