匿名掲示板で誹謗中傷被害に遭ったときのサイト別対処法まとめのヘッダー画像
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特有の文化で起こる被害?!したらば掲示板ならではの誹謗中傷

一時は月間5億PVとまで言われた"したらば掲示板"、その影でサービスの利用しやすさから些細なトラブルが起こることは珍しくありませんでした。しかしながら、掲示板でのトラブルは最悪の場合、誹謗中傷として名誉毀損という大きな問題に発展する場合もあるのです。

したらば掲示板とは

したらば掲示板サイト画面

 

したらば掲示板」とは、元祖2ちゃんねるの創設者である西村博之(ひろゆき)氏により開設された匿名掲示板です。「ああしたらば」「こうしたらば」と言った日本語を元に名付けられており、名前も知らない他人同士が助け合えるコミュニケーションの場として活用されています。

 

2ちゃんねるから派生した掲示板についてはこちら

 

また、管理人が新しい掲示板を設立する元祖2ちゃんねると異なり、“レンタル掲示板”という形をとっているので比較的容易に誰でも新しい掲示板を立てることができます。

 

 

意外な使い方をされていることもある

元祖2ちゃんねるの創設者が作り上げた掲示板だけあって、基本的な機能は2ちゃんねるユーザーならばすぐに使いこなせるようなシステムとなっています。最近では「Vtuber」「ゲーム」「ギャンブル」といった話題が多いですが、就職活動の時期になると企業の情報を交換する場としても流動的に活用されることがあるようです。

 

 

 

他人を尊重できない書き込みが問題になることも

口論に発展している二人

したらば掲示板はドラマやゲーム、野球にアイドルなど、好き嫌いがハッキリ別れやすい“娯楽”に関しての話題が頻繁に取り上げられます。そのため同じ作品やグループの中で好みに関する意見が対立した際は、お互いが1番だと言わんばかりに対立が苛烈化し、言い争い誹謗中傷に発展することがあるようです。

 

 

悪口の対象が個人に移るという実例

したらば掲示板では「作品について意見を述べていたらいつの間にか口論に発展していた」というケースがしばしば見受けられます。

例えば「○○って作品の××さんの対応はおかしい」と、作品に対しての感想が投稿が行われた際に、他の人に反論されると「この作品がおかしいと思わないあなたはおかしい!」といった具合に誹謗中傷に発展するケースが、周りのユーザーと管理人を悩ませているようです。特定の対象を攻撃するようなアンチスレッドなるものも存在しています。

 

 

 

誹謗中傷が止まらなくなってしまったら

誹謗中傷は、書かれた側にとっては永遠に消えない傷(デジタルタトゥー)として刻まれてしまうこともあります。そういった事象が起因となり事件に発展するケースも増加しています。また、身近なコミュニティで行われた口論の結果、個人情報や公にすべきでないものをインターネット上に晒されてしまった場合は直ちに削除する必要もあるでしょう。
そのような際にはまずガイドラインに従い、管理人に連絡してみましょう。

 

 

したらば掲示板に特化した弁護士の活用も

したらば掲示板の誹謗中傷を専門に取り扱う「アークレスト法律事務所」という法律事務所があります。誹謗中傷の書き込み削除からIPアドレスの開示請求まで幅広く対応しているため、本当に手の施しようが無くなってしまった際は素直にプロへ依頼するのがおすすめです。

 

 

 

身近な話題だからこそマナーには気を配る

顔が見えない相手を気遣う

ドラマやスポーツなどの娯楽が話題に上がることが多いしたらば掲示板では、気軽にスレッドに参加出来る一方で、些細なトラブルをきっかけとした誹謗中傷に発展することも少なくありません。誰でも気軽に利用できる気負わない場所だからこそマナーを守り、匿名であることを悪用しない振る舞いを行うのが大切なのではないでしょうか。