裁判沙汰になってしまった、匿名掲示板の誹謗中傷の事例を紹介します。

行き過ぎた誹謗中傷は裁判での解決に

 

裁判で下される判決

 

匿名掲示板を利用した意見交換は何も問題になりませんが、行き過ぎた侮辱、攻撃的な発言と認識される“誹謗中傷”を行えば、名誉毀損と認定され、最悪の場合“犯罪”という形に姿を変えて刑罰が下されてしまうこともあります。掲示板への書き込みでトラブルが起こり、裁判に発展した事例を確認しておきましょう。

 

個人間における事実無根の誹謗中傷

インターネットを利用している人の中には、現実の世界でも繋がりを持っているというケースは珍しくありません。また、特定のコミュニティ(趣味や好きな作品、場合によっては職場など)に関するスレッドを立てて身内で盛り上がりを見せている掲示板も見受けられます。

 

以前の2ちゃんねるの掲示板内では、そのようなリアルな交流がある個人同士で「相互に知人であると思われる匿名の人物から自分に対しての誹謗中傷の投稿がある」として、裁判に発展したケースもありました。インターネット上で行ったことにより名誉毀損が立証された印象的な裁判となったでしょう。

 

知人以外の加害者の特定についてはコチラ

 

有名人の誹謗中傷もトラブルのもとに

 

ウワサ話

 

日常会話において、芸能人のウワサ話がトークテーマとなることは珍しくありません。それはインターネット上でも同じことが言えます。しかし、インターネット上に書き込んだ意見は“誰でも閲覧可能”ということを忘れてはいけません。

 

現に、とある芸能人とその親族に対する心ない書き込みが匿名掲示板にて行われたことで、芸能人一家から情報開示を求めて裁判が引き起こされました。芸能人も尊厳を守られて当然という認識を改めさせられる事件となったのです。

 

大手匿名掲示板における経営権争い

掲示板を巡るトラブルとしては、少し例外的ですが1つの大きな事件がありました。
匿名掲示板と言えば誰もが想像できるうちの1つでもある、大手匿名掲示板の経営権を巡って裁判が起きたのです。

 

訴訟の内容は、創業者が海外の実業家に掲示板の経営を乗っ取られたとの旨で、創業者が実業家に対して裁判を起こしました。
結果は創業者サイドの勝訴という判決でしたが、掲示板におけるトラブルの中では最も影響力のある事件の1つとなるでしょう。

 

誰でも使えるサービスだからこそ気をつける

インターネット上で過激な発言を行えば、現実で責任を取らなければいけません。しかし、中には裁判に招集されて初めて事の重大さに気づき“そのような過激な意図はなかった”という加害者も見受けられます。

 

匿名掲示板の利用においては画面越しに相手の顔が見えにくいため、このようなトラブルに発展することが多くなっています。「誰も見てないから平気だろう」などと思わず、匿名のサービスを利用していても、現実に置き換えたときに自分の発言に責任を持てるような振る舞いが、今後は一層求められるのではないでしょうか。